【マンション売却】買取業者には要注意!

【マンション売却】買取業者には要注意!

マンション売却を目差す上でひと際頭に入れておくべきなのが、マンション買取業者に対するマンション売却です。

以前の記事でも書きましたがマンションを不動産会社に買取してもらう場合、不動産会社の儲けを出す目的で3~4割程度市場価格と比べて低い価格で売らなければならなくなってしまうことになります(^-^;

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『マンションが売れない場合は買取ます』には要注意!

仲介会社によっては『結局売れなければ、自社で買取するので大丈夫です^^』と言っているような不動産会社も存在しますが、 買取を行ないたいが故に意図的に個人のお客を紹介しないで、価格を下げさせようと考える悪い不動産会社もいるので気を付ける必要があります。

という反面マンションの買取は行っていませんといった不動産会社であっても、要注意な場合があります。その理由はその不動産会社が買取を行っていない場合でも、最終的なマンションの売却先についてはマンションの買取業者を考慮している場合がある為です。

今回はマンション売却における、『買取業者』の存在及び不動産仲介会社との関係性等について書いていきます。

マンションを個人に売却する場合

不動産会社からすると、マンション買取業者にマンションを購入してもらう事も、すごく儲かる取引であると言えます。その理由は、普通の取引に対し仲介手数料が2~4倍も受け取れることがあり得る為です。

例えば、5000万円で自分のマンションを売り払いたいと思っているとします。

仮に、自分のマンションを購入するのがマンション買取業者じゃなくて、よその不動産会社が見つけてきた個人の場合だと、マンションの売却を依頼した不動産会社が手にする仲介手数料は156万円(5000万円×3%+6万円)です。

買い主からの仲介手数料は当たり前ですが、お客を連れてきたよその不動産会社が手に入れることになり、自分が売却を依頼している不動産会社の手元には入って来ません。

購入するのがマンション買取業者の場合

このようなケースではマンションの売却価格は下がってしまうことになります。マンション買取業者は市場価格に比べて安くしか購入しないので、例えば4500万円でマンションを売却する場合を想定してみます。

こうした場合、マンションの売却を依頼した不動産会社は売却依頼主とマンション買取業者のどちらからも仲介手数料を手にすることが可能で、その際の仲介手数料は合計すると282万円です。(4500万円×3%+6万円=141万円×2)

加えてマンション買取業者がマンションを購入したとき、マンションのリフォームを行って再び売りに出します。そうするとその販売を、売却を依頼した不動産会社が手掛けることが多く見られます。

例えば、リフォーム後のマンションを5000万円で売りだすとした場合、不動産会社の獲得する仲介手数料は買取業者からの仲介手数料と買い主からの仲介手数料は、5000万円×3%+6万円=156万円×2の312万円になります。

不動産会社は買取業者に買わせたくて仕方ない

つまりは、マンションの売却を依頼した不動産会社は更に追加の仲介手数料として、312万円をゲットすることが可能になるというわけです。

すなわち不動産会社にとってみれば、自分が売却を依頼したマンションをマンション買取業者に購入させることができたら最高で438万円も多く仲介手数料をゲットすることが可能なのです。

上手い営業マンなんかは儲かって仕方がないんでしょうね。(汗)

こういった仕組みを理解していると、不動産会社がどれだけマンション売却時にマンション買取業者にマンションを購入させたいかが分かるのではないでしょうか?

売却時に絶対に損をしない為にも、これらの知識もしっかりと頭に入れておきましょう^^

以上、【マンション売却】買取業者には要注意!