マンションを売却する理由はしっかりと決めておいて方が良いワケ

マンションの売却を検討している時に意識しておいて欲しいのが、どういう理由でマンションを売却するのかという部分です。

そういうと、売却する理由なんて別にそこまで深く考えてなくてもいいのでは？という人もいるかもしれませんが、この部分はかなり大事です。

では、具体的にどういう事か説明していきます。

マンションを売却する理由

マンションを買う側の立場としては、以前の記事でも書いた通り立地だったり築年数という要素が気になりますが、もっと気になるのは『マンションをなぜ売却するのか』という部分だと思います。

マンションを売却するには理由があるわけで、買い手の立場としてもそこは気になります。

マンションが立地も良くて築年数も浅いのに売りに出されている場合は、何かしらの理由があるわけですし、少し怪しいという気持ちを持つことは普通です。

一般的というか模範的なマンション売却理由としては、『仕事の都合で転勤することになったのでマンションを売却しなければならなくなった』や『戸建てへの住み替えの為』といったものが挙げられます。

ところがマンションの売却理由が後ろ向きな理由である場合は、買い主の購買意欲にマイナスの作用を与えてしまうことになります。

仮にですがマンションを売却する理由が、『子供が増えて窮屈さを感じ戸建てへ住み替えたくなった』、『生活音へのクレームによるご近所トラブル』、『今よりも良い家に住みたい』などの場合は要注意です。

それらの理由を買い主候補が聞くと、「このマンションはやめて他のマンションにするか。」という風になると思います。

ネガティブな売却理由のマンションをあえて買うというのは、なかなかハードルが高いですからね(^-^;

ただ、実際の売却理由がネガティブな理由であっても、ポジティブな理由に言い換える必要は出てきます。

そうしないと売れませんし、買い手もいい気分になれませんからね。

この点は自分で考えるのもいいですが、不動産会社の担当者に聞いてみて考えてもらうのもいいと思います。

例をあげると『子供が増えて窮屈さを感じ戸建てへ住み替えたくなった』の場合は、『子供に部屋を与えたかった為』、『今よりも良い家に住みたい』の場合は、『暮らし方に応じた住まいに住み替える為』といった具合ですね。

ポジティブな売却理由に変換することで、買い手側の不安というのは少なくなりますし売却にもつながると思います。

マンションの売却理由はネガティブなものではなく、ポジティブな表現をしましょう。

そういう意味ではマンションの売却は、転職の際の面接にも近いでしょう。

私は転職も経験しているのですが、面接の際に必ず転職理由を聞かれます。

その時に、ネガティブな理由で前職を退職したことをそのまま伝えてしまうと100%不合格になります(^-^;

例えば、『人間関係のひどさにウンザリした』という場合や『サービス残業があまりにも多い』など。

これらは本当の事ではあったとしても、面接でそれを言うのはご法度です。

この辺は私自身、本音で言うべきでは？と思う所もありますが、面接の場ではネガティブな理由はダメなのです。

なぜなら、『人間関係を理由にすぐ退職してしまうかもしれない』、『うちの会社に来たとしても続かないのでは？』と思われてしまいます。

なので、『チームワーク良く仕事をしたい』、『努力や成果に応じただけの評価を貰いたい』というようなポジティブな理由に変換する必要があります。

マンションの売却理由が販売価格に作用するかと言えば、そういうわけではありません。

ただ、マンションの売却を良い結果に終わらせる、早期に売却を終えるという事を実現したいのであれば意識した方が良い部分である事は間違いありません。

売る側も買う側も気持ちよくということですね＾＾

以上、マンションを売却する理由はしっかりと決めておいて方が良いワケでした。