マンション売却における『価格設定の極意』

マンション売却における『価格設定の極意』

マンション売却時の価格の設定は、かなり重要であり実は奥が深いものです。

価格の設定は、不動産会社の営業マンと相談して決める事になりますが、どういう価格にいた方がいいのかというベースの考えは存在しますからね。

はっきり言ってそれを抑えているかどうかで、売れるスピードも変わってくるといっても過言ではありません。

相場も考えつつ、最適な価格を設定する必要があるというわけですね。

では具体的に説明していきます。

マンション売却における『価格設定の極意』その1

数字のトリックを使う

売却価格設定の極意として、数字のトリックを使う事が大事になるという話です。

例えばスーパーなんかをイメージしてもらうと分かりやすいですが、キリのいい数字(200円、300円等)にしている価格ラベルはほぼ無いですよね?

大体は98円とか980円といった具合に、設定されていることが殆どでしょう。

これらに関しては心理学で『大台割れ価格効果』あるいは『端数価格効果』と言われる効果を意識した価格です。

たった2円や20円という価格差しかないのにも関わらず、それ以上に安いと感じる心理的な効果です。

そうすることで圧倒的に売れ行きが伸びるので、商品の価格設定では基本的に8や9がつくようになっています。

この心理はもちろんマンションの価格設定に対しても有効で、例えば4000万円で売り出そうと思った場合は3980万円あるいは3990万円というふうにすると買い手に『安い』と感じてもらいやすくなるという事です。

安いと感じれば売れるのも時間の問題ですからね。

ここを意識しておくことをお勧めします^^

マンション売却における『価格設定の極意』その2

システムの仕様の理解

不動産会社へ売却依頼をして実際に売り出すときには、web上の不動産情報サイトにも登録されます。

有名どころでいうとSUUMOですね。

こういった不動産情報サイトはシステムの仕様上、例えば3000万円以上4000万円未満というような表示になります。

↓ ↓ ↓

つまり何が言いたいかというと、3000万円以上4000万円未満という形で検索された場合は4000万円の物件は表示されないということです。

高いマンションよりも安いマンションを探している人の方が、割合で言うと多いでしょう。

ようは検索されたときに目に留まりやすいように、価格を設定しておく必要があるという事。

なので、自分が4000万円でマンションを売ろうと考えた場合はシステムの仕様を鑑みて、3999万円で売りに出す事でより人の目に触れやすくなり売れる確率も高くなるということです。

マンション売却における『価格設定の極意』のまとめ

このように、人間の心理に加えて不動産情報サイトの仕様を知っておくことで、売れ行きに関わってくるという話です。

知っているのと知らないのでは、結果に雲泥の差が出ますしこれらの知識は知っておいて損はないかなと思います^^

こういった情報というのは、営業マンは知っています。私の担当の営業マンもこれらの知識は教えてくれましたからね。

逆にこれらの知識を知らない営業マンはイケてないので、担当を変えてもらうか別の不動産会社に変更するかといった対策を売り手側は検討する必要があるでしょう。

売り出し価格は見誤らないよう、原理原則に基づいて設定しましょう^^

以上、マンション売却における『価格設定の極意』でした。